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【新発売】「竜王堂」キャベツ、「マーベラス」ホウレンソウを発表しました。

「竜王堂」キャベツ
「マーベラス」ホウレンソウ

 渡辺採種場は、黒腐病に強い寒玉中生種「竜王堂(りゅうおうどう)」キャベツと、作業性優れる極濃緑中生種「マーベラス」ホウレンソウを2025年6月より発売します。

「竜王堂(りゅうおうどう)」キャベツ

近年の地球温暖化や異常気象の影響下において、露地栽培のキャベツは豪雨や干ばつなどの、不規則な天候の影響で病害が多発し、不安定な生産となっています。特に耐病性のある品種は、多くのキャベツ産地から要望があります。
 当社では、黒腐病に強く、石灰欠乏症が出にくい早生品種として2021年に「清流堂」を発表し、各産地で好評を得ています。その中で「清流堂」の後に収穫できる中生品種を望む声が多く、特に黒腐病等の病害に強く、生産が安定するキャベツを目標に開発したキャベツが「竜王堂」です。
竜王堂紹介ページ

「マーベラス」ホウレンソウ

 近年の春先からの気温の上昇や、秋口までの残暑、暖冬などの気象条件の変化は、ホウレンソウを栽培しやすい春・秋まき栽培においても影響が大きく、品種選定もより難しくなっております。
 その様な条件の中で求められるのは、「生育が早すぎず、過剰生長による品質の低下や、収穫物の獲り遅れが出にくい品種」が挙げられます。また、作業労力の多くを費やす「収穫・出荷調整」についてもより作業効率の良い品種の要望が多く、さらに見た目についても葉色の濃い品種が望まれています。加えて、ホウレンソウの主要病害であり、レースの分化が起きやすい「べと病」については、より高いレベルの抵抗性品種が求められています。
 今回、当社として春・秋まき栽培において、比較的気温が高めの条件の中でも徒長しにくく、極立性で収穫作業性に優れた極濃緑の中早生品種で、べと病レース1~20抵抗性を有する品種として発表するのが「マーベラス」です。
「マーベラス」紹介ページ

※種子はお近くの種苗店様、JA様等にてお求めください。